2010年5月18日火曜日

HANK JONESさんの訃報

昨日午前中、HANK JONESさんの訃報に驚く。
http://www.metronews.ca/halifax/entertainment/article/528088--jazz-pianist-hank-jones-dies-played-with-ella-fitzgerald-and-john-coltrane

その訃報を尾田悟ご夫妻に伝えるのも辛かったが。
一緒に長期ツアーを行ったり、HANK JONESさんの自宅でご夫婦とも交流があった尾田悟ご夫妻の哀しみはどれほどのものでしょうか。
私も尾田悟さんに紹介され、何度かHANK JONESさんにお会いして、そのジェントルなお人柄に魅了されました。いつもは雑談ばかりでしたが、ふともらした、BE BOPへの熱い思いと信念は凄かった。
ピアニストの生の音の美しさで、人生で一番驚いたのが、TEDDY WILSONさんとHANK JONESさん。HANK JONESさんの完璧なピアノコントロールにはいつも感動ばかりでした。
ミュージシャンのサイン等はあまり頓着しないのですが、初対面の時にHANK JONESさんのサインは貰っておかなければと思ってあわてて貰ってのですが、何にサインして貰ったのか忘れてました。
それが、去年引き出しの中を整理していたら出てきました。ウォークマンとそのケースにサインしてもらったのでした。(勿論カセットテープの)
何も持っていなくて、日本の名所旧跡のテレフォンカードセット(たまたま鞄に入っていた)を差し上げたら、笑ってくれました。
そうそう、Thad Jonesさんの思い出話もしたことあったなあ。
こうしてJazz の巨人がまた一人、星になってしまった。

2010年5月16日日曜日

iMacとMacBookPro



先週は、MacBookPro15を今週はiMac27を購入セッティングすることに。どちらも自分のモノではないのですが。

MacBookPro15は、いいですねえ。早い、画面も綺麗、ハードの出来もすごくいい。BootCampやiPhotoの起動の早さに感激。 Windows7の起動もさくさく。
自分がほしくなっちゃった。

そして。今週はiMac27。やはり大画面モニターはいいなあ。webや音楽の作業が本当に楽になりそう。でもね、予期していたとおりマウスの移動が面倒。これはトラックボールで慣性の勢いも借りて思いっきり動かすのが良さそう。
そしてBootCampでWindows7インストール作業を始めたら失敗!試行錯誤、1時間。ふと気づいたのが、このiMac27は出荷されてから何ヶ月もたっている。BootCampやOSのアップデートが必要。でもiMac27のある場所は来週末までネット未開通。用意してきたポケット Wi-Fiでソフトウエアアップデート始めたら5時間かかるとのこと。待ちましたよ4時間。そしたらOSXのアップデート失敗。夜中になったので諦めて、光の開通も待って後日リベンジすることに。今はネット環境ないと本当に面倒なことになりますね。
しかし、ダウンロードしている間に初心者にiPhotoやPhotoBoothの説明始めたら、おもしろいですね、PhotoBooth。エフェクトかけてiSightで自分の動画を撮ると最高。エッフェル塔や月面や水族館を背景合成して撮れるんだ!!

2010年5月14日金曜日

JEFF&ERIC

JEFF BECK & ERIC CLAPTONのセッションで最も聴きたかったのが

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CROSS ROAD

でも、なんだかなあ、期待が大きすぎたかな。

2010年5月2日日曜日

トム・ハーレル&辰巳達也セッション 二日



4月28日セッション第1日目TOKYO TUCは、最前列確保。普段は並んで待つのが定石ですが、天候不順もあり、TOKYO TUCの田中さんの好意で早く来た人は店内で待たせてくれました。ほっとした。
打ち合わせ中の辰巳氏は好調そうです。はたして、トム・ハーレル氏は!






メンバーは、辰巳哲也, Tom Harrell(tp, flh), Jonathan Katz(p), 安ヵ川大樹(b), 勘座光(ds)、
火の出るようなセッションでした。
演奏ナンバーは、
1st set
All the things you are, Sandu, Moment's Notice, Roman Nights, Storm Approaching, Rhythm-A-Ning
2nd set
Stablemates, April Mist, Agua, Donna Lee, Invitation, Recorda Me and Con Alma.

トム・ハーレルに感動しました。ああ、今日はばりばりトランペット吹いてくれます。まさに天かける天馬!!
圧巻は、なんとInvitation。泣けてきちゃう。彼との距離50cm。スタンダードにバップチューン、Tom Harrellのオリジナルなど、天才の技にただ聴きいるのみ!
そして、辰巳 哲也(tp)の演奏も天才にまけじと、縦横無尽に魅力的なフレーズを繰り出し、全体のサウンドも微妙にコントロールしていきます。
Jonathan Katz(p)は今日は、特にハードバップ側に振ったピアノプレイに感じましたが気持が入った打鍵が凄い。
安ヵ川大樹(b)のベースは圧巻です。気合いのこもったベースランニング。そして、驚くほどの美しさと力強さのベースソロの数々。
勘座光(ds)のドラミングも、天才を支えるのに十分なパワフルで繊細なものでした。目を伏せて聴いている時間が多かったのですが、ふっと、デジョネットかと錯覚するほどのスティックさばき!!




セッション二日目は5月1日赤坂Bフラットで、辰巳達也 Quartet with spacial guest Tom harrellを聴いてきました。
メンバーは、辰巳哲也, Tom Harrell(tp, flh), Jonathan Katz(p), Mark Tourian(b), 勘座光(d)
先日の東京TUCの時の物凄い緊張感は薄れて、トム・ハーレルや辰巳さんの表情にも少し余裕が。
今日も、トム・ハーレルと辰巳哲也グループの圧倒的演奏に感動。
まずは、なによりトム・ハーレルの神がかった演奏に圧倒された。技術の面でもA難度級の跳躍、心を震わせるような美しい旋律線をたたえたソロの数々。
ご存じのようにTom Harrell(tp, flh)は寡黙といっては言い過ぎなくらい寡黙な方ですが、その秘めた情熱が全てトランペットから紡ぎ出されて、あらゆる感情、世界観を聴衆に届けているかのようです。聴いている私の脳の中で、何かが活性化して火花が飛ぶようでした。
同時に辰巳達也が見事にTom Harrellをサポートした。彼のソロも素晴らしかった。一つ一つのフレーズに有機的な連鎖があり、見晴らしの良さは、音楽の構造化とさえ言える。これは並大抵のソロ技術では辿り着かない境地でしょう。
火の出るようなアップテンポのDonna Leeも圧巻でした。こんなテンポを選ぶTom Harrellがいかに、参加ミュージシャンを信頼しているかの証でしょう。
Jonathan Katz(p), Mark Tourian(b), 勘座光(d) のプレイも、JAZZの神が降臨したかのような、圧倒的演奏。ひたすら、演奏の熱気に翻弄されました。

このよう公演の機会を、大変な努力でこぎつけてくれた辰巳さんに心から感謝いたします。演奏前から雑用に追われながら、いざライブとなる全身全霊を打ち込む様から、辰巳さん本当にお疲れさまでした。